ホテルや人材ビジネスなどサービス業でのOL経験を経て20台後半で結婚した私は、普通のどこにでもいる一人の専業主婦でした。しかし、あるきっかけで主人の後押しもあり訪問看護事業を開業することになり、経営など全く経験したこともない上、介護や訪問看護の知識や経験も無い中、いきなり訪問看護事業所運営の全責任を担うことになりました。
当然、最初は戸惑いの連続で毎日が勉強と新しい事柄への挑戦の連続でした。
また、このビジネスを始めるにあたり、高齢者に寄り添いながら、老いることへの不安や他人に助けを求めることへの後ろめたさなど、一人暮らしの老後を心配することのない社会の構築を目指す会社にすると理念を定めスタートしましたが、高い理想とは裏腹に経営の難しさや看護という極めて専門的な職種・業種に理想と現実のギャップを感じずにはいられませんでした。
そんな中、看護師さんにより高い意識で業務に専念してもらいながら、我々が理想とする訪問看護や介護のサービスを提供していくことは出来ないか？と悩み模索している時、「独立支援」という新たな考えが浮かびました。

超高齢化社会を迎えたいま、一人一人の高齢者が自宅でいながらでも、より幸せな老後を過ごせるように地域をあげてサポートしなくてはなりません。その中心となる仕事が訪問看護であり、その働き手は看護師さんとなります。

看護師さん一人一人が培った経験とスキルを活かし地域包括の中心的役割を担い社会の発展と幸福を実現していくことが出来るよう、訪問看護の独立支援を行い成功へと導き、より充実した訪問看護業界の発展に貢献したいと思います。